
1.概要
eA式の「eA」というのは「e-Athletes」という会員制ランニングスクールのことです。詳しくはコチラ。
※ちなみにいま私の勤めている会社の社長は会員で実際にサポートを受けています
そのトレーニング方法に関して本が出されており、私はそれを読み込み練習計画を立て、実践し走力を上げたので、いわばeA式の信者です。
そんなeA式の軸は、
ズバリ「余裕度を広げることで走力の向上を目指す」こと。
"安全に確実に走り通すマラソン"を掲げていますので、地力づくりにぴったりなのです。
本に載っている考え方を抜粋すると
・トレーニングの基本は限界ラインではなく耐性ラインに挑むこと
・苦しさに慣れるのではなく余裕のある状態を持続させること
・理想のフォームを習得するよりも走りの効率を下げている部分を修正する方が現実的
・レベルを下げることを怖がらず「できるかな」ではなく「できる」ところで行う
・がんばらないことが大切
こんな感じです。
どうでしょうか?無理のない感じが伝わりますか?
だから何度も言いますが地力づくり、基礎固めにフィットするんですね。
2.ハードル
このeA式、確かに頑張り過ぎず、苦しくないペースを推奨しますが、
取り組むにあたってハードルを感じるのであればそれは、
ロング走(30km以上)とLSD(120分以上)がセット練であること。
それぞれペースはゆっくりで良いんですが、そもそも30km走ること、120分走り続けることはまぁ苦行です普通。練習時間の捻出も大変です。
ここがeA式に取り組もうと思われて挫折してしまう一番の理由です。
(裏を返せばここをやれば確実に走力アップするともいえます)
3.eA式の中身
まず目標ありきです。よって目標レースを決めてそこから期を分けて逆算する形をとります。
目標レースの4ヵ月~6ヵ月前より始動します。
① 基礎的な走り込み期 1~2ヵ月
② 本格的な走り込み期 2~3ヵ月
③ 仕上げ期 1ヵ月
④ 調整期 2週間
①から②にかけて走る時間と距離をのばします。③から④は練習量を落としていきます。
標準的な1週間のメニュー
月 オフ
火 つなぎのジョグ
水 ミドル走(ポイント練習)
※ここはミドル走⇔インターバル走をレベルや目的によって変える
木 オフ
金 つなぎのジョグ
土 LSD(ポイント練習)
※最初は90分ウォークからでOK、動き続けることが大切
(その後に90分ウォーク&ジョグ、次に90分ジョグ)
クリア出来たら30分単位で動き続ける時間をのばしていき、
最終的に180分を目指す
日 ロング走(ポイント練習)
※ゆっくりで良いので20~30kmを走り続ける
ペースの目安
以上を参考に練習メニューが組めるようになります。
私のラン日記も序盤(初サブ3まで)はこれに忠実に則って綴られています。読みづらいかもですが参考ください。
4.よしラン的まとめ
- eA式はマラソンの基礎作りにぴったり
- レースなどの目標の4~6ヵ月前から予定を組んで行う
- 基本は週5日のラン、そのうちポイント練習は3日、部活感はある
- 練習ペースで無理はさせないが走る時間は長く、本気でタイムを狙いたい人・縮めたい人向け
- 地力が付くのでこれを1シーズン行うとタイムは確実に縮まりまた落ちづらくなる
参考になれば嬉しいです。
いろいろ書きましたが、考え方など根拠含め知りたいという方は、本を読むことをおススメします!