大会レポート

京都マラソンレースレポート(2019年2月)

2019年2月19日

京都マラソンのレポートいきます!

【スタート(9時00分)まで】

四条駅近くのホテル泊。6時間睡眠で5時半起床。

30分ストレッチをしどら焼きとおはぎひとつ(レース3時間前)。

前日食べ過ぎたため控えめ。6時からホテル周辺をジョグ。

3kmくらいかな。起床ジョグ、初めてやったが良いかも。

特に冬は。股関節が動くようになる感覚。

ホテルに戻りエントランスの共用トイレで大。

ここの切れが悪かった。腹に残っている感じ。

また無駄に踏ん張り穴付近が痛くなる。反省。

結果的にレースに影響を与えることになる。

7時ころトイレを終え部屋に戻ったら娘が起きていて泣き叫んでいる。

奥さんはもともと頭痛持ちでちょうど朝に発症していて動けず鎮痛薬が効くまでの間娘の世話をすることに。

Yoshiさんからお誘いいただいた7時半集合が絶望的に。すみませんでした(>_<)

結果7時40分にホテルを出発。

バナナ2本はここで摂取。西京極まで電車で6分。

アップも十分したし早めに並ぶつもりもなかったので時間的には余裕…のはずだったが手荷物の預け期限が8時15分ということでこれには焦った。

スタートとゴールの場所が違うため荷物をトラックで運んでいただけるわけだがそんなに締切早かったのね。

確認不足。預けたのは3分前でした。セーフ(^^;)

そのあと30分間は列に並ばず観客席でゆっくり。日向が温かい。

サウナスーツも着ていてほぼ寒さを感じない。

どうでもよいがダイソーのサウナスーツはGANTZのスーツに似てるぜ。

ギアはアディゼロシングレット、TNFのMPP、ノンブランドのランナー用手袋(NEW)、スキンズのカーフタイツ、タビオの5本指レーシングプロ、匠戦3。キャップはなし。

補給携帯はアスリチューン黒×1、アミノショット×3、マグオン黄色×2。TOP SPEEDはお守りがわりにひとつだけ。

モルテン(320のほう)とOS1ゼリーを起床時からスタート前までにちびちび摂取。

いつも通りレース30分前にアミノバイタル赤、レース10分前にアスリチューン赤を摂る。

これだけ摂ると小を催す頻度は高くなったがSブロック近くのトイレは空いており問題なし。3回はいったな。

8時42分に整列。整列締切ギリギリだ。それでもグロスとネットの差は17秒の位置。

Sブロックの存在はありがたいなぁ。

そして衣類回収のサービスも本当に助かった。

スタート時の寒さの不安はゼロでいけた。

黙祷をささげGPS補正をし、オンユアマーク。

「よし、絶対やるぞ」って声に出した。出たって感じか。

普段ひとりごとは言わないタイプだけどw、なんか出てしまった。

【スタート〜5km】

事前の計画(序盤)
5kmまで平たんな道で身体を温める。Sブロックスタートを過信しているが前が詰まったら結構ピンチ笑

f:id:yoshirun:20190219144255j:image


ちょっと詰まったがさすがにSブロック、それほど不快感はなくスムースにスピードに乗れたかと。

最初の1kmは4:04/kmだったが気にせず。5kmトータルでいけるように。応援がスゴく気持ちは自然に上がる。

アップのような区間なので少し息が上がっても焦らないと言い聞かせながら。
5km→予定0:19:05、実際0:19:07

【6km〜10km】

事前の計画
広沢池8km~西加茂橋(コース最北)18kmまでの約10kmはアップダウンがあるが全体的に上り基調。1km毎をあまり気にせず脚を使わないこと。5kmトータルで計画にあわせていくイメージ。

f:id:yoshirun:20190219144327j:image


桂川沿いは結構単調で風も多少あり走りづらいと思ったら高低差図みるとちょっとのぼってる。

そういうことね。桂川沿い終わりから少し楽になれる。そして広沢池過ぎの勾配。

ドキドキしていたが思ったほどでもなかった。

長い上り坂をイメージしていたけど息があがってきたら下り、を繰り返していたからかな。

計画から6秒だけずれているが焦らず巡行。飛ばさない。
10km→予定0:38:05、実際0:38:11

【11km〜15km】
f:id:yoshirun:20190219144826j:image

10km過ぎ、仁和寺前の応援はすごい!噂には聞いていたがコレはおぉ!ってなった。

お坊さんも一緒に声援を送っている。ありがとうございます、元気もらいました!

引き続きのアップダウン。

「のぼり」って感じではなく「アップダウン」という表現のほうが自分にはしっくり。

ただ坂練を2週前に実施してよかったとは思った。

横に広い上り坂って走る前に気持ちが参りそうになるけどそれが今回は「あの坂(川崎市宮前区)のほうがキツかった」と思えたことは大きい。

あっという間に北大路通りって感じ。

下りで稼いで想定ペースにキャッチ。特に飛ばしている感覚もなし。
15km→予定0:57:15、実際0:57:00

【16km〜20km】

事前の計画
18kmから35kmまでの下り基調は意図してペースアップ。想定3:45/km。これがどこまでもつか。沿道の声援に応えつつ景色も楽しめる余裕を持ちたい。

f:id:yoshirun:20190219144845j:image

ここから下り基調ということで3:45/kmに自然にペースアップしていくつもり…だったが、今度は逆にくだりを感じづらい(^^;)。

確かに「下り坂」は多めだったが、常に下ってるわけではなくてのぼりもフラットもあり(体感)。

結果ラップも凸凹に。あと16km越えたあたりから腹痛がきた。

差し込みではなくこれは大のヤツだ~と直感的に。

まだ半分いってないのにここできちゃうか…続くようならギリギリまで我慢して30秒で出そう、とまで決意した。

腹痛は時間にして10分間くらいかな。

西加茂橋18~19km地点で折り返したらおさまった…。ホッとしたw

結局この後腹痛は1回も来ず。

折り返して気付いたけどこのあたり向かい風と若干の上りだったのかな?と。

折り返してから腹痛もおさまりくだりと追い風を味方にスピードが出る。

一番楽な走りができたのはここから5kmくらいだったな。
20km→予定1:16:00、実際1:15:41

【21km〜25km】
f:id:yoshirun:20190219144912j:image

快調。気持ち良く走れている。30秒台も勝手に出る。

ハーフ近くで妻と娘が待っている予定だったため澄まし顔で登場してやろうと少し手前の給水で顔洗い手も洗い万全態勢で沿道を凝視。

おっ、いたいた。ハイタッチ!

今回は横浜のときみたいに止まりはしないけど娘もちゃんと認識してた感じだな。

元気もらった!まだまだいけるぜ。腹痛からの復活がすごい笑.。
25km→予定1:34:43、実際1:34:10

【26km〜30km】
f:id:yoshirun:20190219145017j:image

ラストの3:45/km区間(と捉えながら走る)。

ここ頑張れば少し落としても良いよ、という安心感が気持ちを支えてくれてる。

貯金を30秒もって入れた。が府立植物園に入ってからはキツかったな。

直線が短いからスピード出てる感じはしないし路面も走りづらい。

50秒台を2回叩く。高低差図をみるとここ実は若干上り。身体は正直だ。

呼吸が荒くなってくる。おー、このあと河川敷か。ちょっと厳しいかも。

そんなことを考えてしまった。

しかしこれはコースのおかげだが植物園を抜けると河川敷までが下り基調だったため復活。

29kmで3:37/kmまで戻す。下り大好き笑。
30km→予定1:53:28、実際1:52:51

【31km〜35km】

事前の計画
30kmから勝手に落ちていくかも想定をして30~35kmは3:48/kmまで落ちても良い。落ちても良いってスピードじゃないけど…。気持ちの余裕的に、ね(^^;)

f:id:yoshirun:20190219145040j:image

3:48/kmまで落ちても良い区間。なのだが下り基調で脚が復活した(ように思えている、ことが大事。錯覚でも良いのだ)。

河川敷、下は土だが固く整備されていて走りづらいことはない。

30kmを経過してるので歩いている人や止まっている人も出てきた。

拾いながら快調走。また応援に来てくれるかどうか分からなかったけど32km時点で義弟夫婦を発見。

どちらかというと物静かな2人なんだけど声を張って応援してくれてたことに感激。ありがたい。渾身の力と笑顔でハイタッチ。よく撮れてる。

f:id:yoshirun:20190219180459j:image

河川敷を終えてもそれほど落ちずここで貯金が1分。よし、いけるぞ!
35km→予定2:12:28、実際2:11:32

【36km〜40km】

事前の計画
35㎞地点、市役所の折り返しからは勝負。上り基調になり脚が残ってなかったらここで終わるだろう。何が何でもやる。家族にはここら辺にいてもらいたいな笑。

f:id:yoshirun:20190219145056j:image

勝負の区間だ。

35km付近、市役所前の折り返し近くで奥さんが北山からの移動を頑張ってくれて本日2回目の登場。娘とハイタッチ。

今回はパパに焦点合ってなかったな笑。しかしありがたい。奥さん頭が痛いはずなのに。感謝しかないわ。

折り返したあとは反対車線になるのでタッチは出来なかったけど対向にいる娘の名前を呼ぶ。

が娘は手元にあるしまじろうのぬいぐるみに夢中だ笑。いいよ、ありがとう!

f:id:yoshirun:20190219184012j:image

応援があったから写真は笑顔だけどそのあとの河原町通→川端通→東一条通はもう一杯いっぱい。

ここまでくるとマジックがないのは分かってるし、徐々に上りが始まることも知ってる。

で上りの今出川通に差し掛かってきた。ラストだ。ラストだ。頑張れば下り。頑張れば下り。

言い聞かせる。ここから視界が狭くなってくる。
40km→予定2:32:03、実際2:31:13

【41km〜フィニッシュ】

事前の計画
40km地点、京大前からのラスト2kmは下り。どんなフォームになっても顔になっても鼻水垂れていようともなりふり構わずいきたいと思っている。人間の底力でペースアップをキメる。

f:id:yoshirun:20190219145109j:image

銀閣手前で折り返し。得意の下りだ。下りのはずだ。が思うようにスピードが出せない。

本当に下りか?(はい、下りです) 補給をとる余裕もない。もう気力との闘いだと覚悟。

そしたら「絶対やる」ってスタートぶりのひとりごとが出た。

たぶん40km過ぎ、残り2kmくらいだったと思う。

普段ひとりごとは言わないタイプ…(デジャヴ?)なんだけどな。

これがアファメーションぽくなって心に残り続けた。

ここからは正直あまり記憶がない。ガーミンもほぼ見てない。

あと8分で2km走れば良いとかは思ってた気がするが頭が回らずうまく計算できない。

振り返ると正常じゃないね笑。とにかくがむしゃら。ここで諦めたら、気を抜いたら一生後悔する。

一生だ。そんな気持ちだけ。前へ前へ。脚を前へ。声援に応える余裕なんてない。

けどあと何百メートル!って声はその都度聞こえる。最後のカーブ。

残り200メートルくらいのところで名前を呼ばれる。

意識が戻る感覚。その瞬間の写真。

f:id:yoshirun:20190219190040j:image

大学ゼミの同期生だった。そういえば大会委員やるって言ってたな。

レース前は認識してたのにこの瞬間まで忘れてた。ここにいるんだ。

ギリギリ過ぎやで笑。でもありがとう。最後の直線、振り絞りゴール。

f:id:yoshirun:20190219190558j:image

FINISH→予定2:40:00、実際2:39:37

【ゴール後】

2時間39分37秒!

f:id:yoshirun:20190219145800j:image

やった。

呼吸も足取りも思うように出来ないけどスゴい達成感がスグにやってきた。

この1年、頑張って良かった。マラソンやってて良かった。

大げさ?いやそんなことない。

やってる人にしか分からないかもだけど、マラソンで得たことは人生のあらゆる場面に通ずると思っている。感謝だ。

ボランティアの方々からタオル、メダル、食べ物、飲み物の参加賞を受け取り記録証を確認。

50位か。

でも今日は順位じゃなくて自分に克ったということが何よりも良かったな。


手荷物を受け取り、足を引きずりながら更衣会場であるみやこめっせに向かう途中、柵の外から声を掛けられた。

職場の同僚だった。7つ下の後輩。おぉ来てたんだ。ラスト見てました、感動しましたと。

ありがとう、やり切ったわ〜と握手。

ただ彼とは勤務支店が東西で異なるしそれほど仕事で絡みがなくわざわざ俺を見にきたわけではないと分かったので知り合い出てたの?と聞くと、はいとのこと。

そこにいます、とかいって(おぉもうゴールしてるのか、なかなか速いじゃん友達くん)とか内心思ってその同僚友人と挨拶し記録証をみさせてもらうと2時間23分で総合3位。

…おぉ。マジかい笑。

聞くとテニスサークル出身で趣味で走ってるとのこと。

月間走行距離400kmだそう。さわやか好青年。

かぁー上には上がいるね。身近にそういう人がいるとなんか危機感として自分ごとになる笑。

だからおもしろい。最後の最後に刺激をもらった笑


最後にぶれかけたけど汗、今年は人と比べるのではなく自分に勝ち、克ち続けることを掲げ続けてきた。

この結果には大満足。妥協なく出し切れた。やり切れた。

投資した時間は裏切らない。これは原理原則だ。

寝ても覚めてもマラソンのこと、記録更新のこと、最後はサブ40の達成を考えてた。

ブログタイトルに偽りはないって言い切れる日になった。

応援してくれた方、ありがとうございました!感謝してます。

レポートは以上。

  • この記事を書いた人

よしラン

1984年生まれ/サラリーマン/市民ランナー/陸上未経験、ランニング歴9年/趣味が高じて競技志向/フルマラソン2時間29分22秒(2020年勝田全国マラソン)/恐妻家/娘ふたり/主戦場多摩川

© 2023 よしランブログ