
今回は
・ランニングシューズの寿命の見極め方(チェックポイント)
・そのまま使い続けた際のリスク
に関してお伝えします。
最後にはシューズごとの寿命(個人調べ)もありますのでお役立てくださいね!
筆者の信頼性
ラン歴:10年
自己ベスト:フル2時間29分22秒(2020年)
月間走行距離:400km
ランニングシューズは年間2~4足購入
チェックポイント3つ(重要順)
早速みていきます。ご自身のシューズと照らし合わせてみてください!
① 見た目に分かる劣化
劣化しやすい部分は3箇所あります。
1.アウトソール
地面に直接触れる靴底部分になります。
前に進む力を生み出したり、グリップを効かせスリップを防止したりする役割があります。
すり減って溝がなくなっていないか、端がボロボロになっていないかをチェックしましょう。
これはアウトです。走行距離900kmほど。
2.ミッドソール
ミッドソールとはアウトソールと中敷の間の部分をいいます。
衝撃を吸収する重要な役割があります。
シューズを側面から見て、ソール部分にシワが寄っていると、劣化しているといえます。
これはアウトです。走行距離2000km over。
3.アッパー
足の甲を覆うシューズ上の表面部分です。
ここは劣化すると分かりやすく破れてきます。加えてソールとのつなぎ目が裂けてきたりもします。これ放っておくと走っている最中に破れて怪我につながるので注意です。
これはアウトです。フリー素材の引用です。
他にも、踵の内側や中敷き(インソール)の親指の付け根部分は擦れて穴があきやすいです。チェックしてみてください。
② 総走行距離
種類にもよりますが一般的なランニングシューズの寿命は「600km前後」といわれています。
が私が歴代使っていたシューズは平均で1000kmはいけました。
(特に最新モデルというわけではありません)
1000kmを超えてくると①で触れた、見た目に分かる劣化が出てくるのでそのタイミングで交換しています。
シューズの走行距離を測るにはランニングアプリを使うことをすすめます。
どのアプリも基本的に走行距離を計測する機能が備わっていますが、私はGARMIN CONNECT(AppStore、GooglePlay)を使っています。
③ 経年劣化
先日娘の幼稚園のパパ友が久々に走るということで伴走しました。
その際、4年前に使ってから今日まで履いてないというランニングシューズを引っ張り出したのですが、開始10分でアウトソールのゴムがボロッと取れて走行不能になりました。
(見た目はきれいでした)
ランニングシューズのソールに使われている素材は、加水分解による劣化で強度が落ちたり、熱による変形や圧力で縮んだりしてしまうそうです。
経年劣化の目安は購入から3、4年と言われているので注意しておきましょう。
(コロナ禍でハイスペックモデルを温存しているランナーもいると思いますが気を付けてくださいね!)
そのまま使い続けるとどうなる?(悲劇順)
① 怪我をする
もうコレだけといっても過言ではありません(残りの2つは無理やり出しました笑)。
そうです、怪我をしてしまうとしばらく走れなくなるので元も子もないのです。
特にミッドソールやアウトソールのクッションとグリップがなくなると衝撃を膝で直に受けるような感覚になります。
そしてその状態のまま走っていると膝周辺が熱を持つような、腫れるような感じになります。
(実体験です。ランニンからくるしんどさとは違う痛みです)
そして走れなくなるような怪我につながる、というわけです。
他にも足に余計な力が入ってしまい、筋肉に負荷をかけると足全体を痛める原因にもなりますし、疲労を蓄積しやすくなってしまいます。
② 完全に壊れて履けなくなる
完全に壊れるのが履いていないときならまだ良いかもしれません。
が、前述のパパ友のようにラン中に壊れたら箇所や走っているスピードによっては大怪我になります。
(パパ友はアウトソールの剥がれだったので大事には至りませんでしたが)
できるだけ長く使いたい気持ちも分かりますが、惨事になる前に劣化がみられたら使用STOP!しましょう。
③ 機能面が低下する
シューズ自体の機能が低下するので、怪我が起こりやすくなるということですね。
特に
・ランニング中の安定感低下
すり減ったソールによって起きます。また左右の片側だけがすり減っている場合、走行中のバランスがより悪くなり危険です。
・グリップ力低下
アウトソールのすり減りは、推進力を生み出せず効率の良い走りの妨げになります。
は気にしておきましょう。
私のシューズたちの寿命(随時追加していきます)
寿命とはアウトソール、ミッドソール、アッパー、その他の部位に走りに支障をきたすほどの欠損があったことをいいます。
① MIZUNO マキシマイザー 1083.4km アウトソール削れ
② MIZUNO ウェーブエンペラージャパン2 1049.0km アウトソール削れ
③ adidas アディゼロ 匠戦3 889.6km アウトソール削れ
④ NewBalance HANZO S 852.2km アッパー破れ
⑤ NIKE ヴェイパーフライ ネクスト% 763.7km アウトソール削れ
⑥ NIKE ズームフライ SP 1755.0km アッパー破れ
⑦ adidas アルファバウンス EM 1079.7km ミッドソール凹み
⑧ NIKE ズームフライ フライニット 1843.3km アッパー破れ
まとめ
チェックポイント
- 見た目に分かる劣化がないか(特にアウト・ミッドソールとアッパー)
- 走行距離は適切か(1000kmが目安)
- 経年による結果はないか(購入後3,4年が目安)
あなたのランニングシューズは大丈夫でしょうか?
怪我を防ぐためにランニングシューズの寿命に関して書きましたが、シューズはぜひ長持ちさせたいですよね。安くない買い物ですし。
その際は
・ランニングシューズを2~3種類もってローテーションで使いまわす
・保管場所にこだわる(直射日光、高温多湿を避ける)
・メンテナンスをする(汚れを落とす、洗う→ニオイの観点からも夏の丸洗いはMUSTです!)
ことがおすすめです。こちらも参考になれば。
最後までご覧いただきありがとうございました!