大会レポート

横浜マラソンレースレポート(2018年10月)

2018年11月1日

【スタート(8時半)まで】

5時少し前に起床。5時間睡眠。

緊張もあり目覚ましが鳴る前。眠りは浅かった気がする。

5時に納豆ご飯とあんぱん。

petaさんが作られたツールを使って5キロ毎のラップタイムを両手の甲にマジックで転記。

移動開始。みなとみらい駅に6時半過ぎに到着。

ここでバナナ2本。ついでに駅でお手洗い。

結構混んでてスタートブロックに並ぶのはギリギリになってしまうかも、と。

しかしネットタイムでいこうと思っていたので大丈夫。

OS1ゼリーをちびちび摂りながらクイーンズスクエアで着替えて軽くストレッチ。

荷物をまとめてパシフィコへ。すごい人の数だ。

ちなみにギアはノーブランドキャップ、アディゼロシングレット、TNFのMPP、スキンズのカーフタイツ、タビオの五本指レーシングプロ、匠戦3。

荷物を預けてスタートブロックへ向かう。

途中トイレにも寄ったら結局Aブロックに並んだのは7時55分頃。

後ろの方になった。が今日はネット狙いなので気にしない(しつこい)。

レース30分前にアミノバイタル赤、レース10分前にアスリチューン赤摂取。

こちらはルーティン。

天気は曇りで肌寒いくらい。時折雨粒も。ちょっと尿意が出てきた。

補給の携帯はアスリチューン黒×3、アミノショット×3、マグオン黄色×1で。

いよいよはじまる。今までのどのレースよりも落ち着いている。

練習を積んできた自信からかも。いざ。

【スタート〜20キロ】

混雑がすごい。人を避けながらジグザグに走る。

入りの5キロは20:55を予定していたが21:16かかった。

それほど焦らなかったが次の5キロでは取り戻したいくらいには考えて。

重いとか軽いとか脚の状態には特に思いをいかせなかった。

6キロ以降は少しペースを意識。

ここで計画である10キロ41:25までは戻したい。

結果は41:12。OK。ガーミンが50、60メートルほどズレている。

高架下では一瞬2:45/kmなど表示されGPSがメチャクチャに。

1キロ毎はそれほど気にせず5キロ毎に刻んでいこうと考える。

沿道の応援イベントはどれも素晴らしかったが個人的には最初のほうにあった子どもたちのアンパンマンマーチでのチアダンスが感動した。

娘がアンパンマンにハマり出してきたのと踊ってる子たちがママたちに支えられるくらい小さい子で娘と重なって。

小さ過ぎて手を振ってもだいたい返してくれなかったけど。

もちろんタッチも拒否される。微笑ましい。

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ここから自動運転を意識。基本何も考えないように。

高速までの貯めだ。ガーミンも見過ぎず。極力日陰を走る。

給水は一口でもアクエリを摂る。沿道の声援に応える。

今回はこの区間の気持ちの使い方が良かったように思う。

5キロ毎に飛ばし過ぎてないかだけチェック。

15キロ→想定1:01:55、実際1:00:54

少し抜いても良いんだな。心の余裕が持てた。

20キロ→想定1:22:25、実際1:21:09

抜いたつもりが少し貯金をつくってる。

今日は調子が良いのかも…。そんなことを思い始める。

この辺りでスタート時に感じた尿意が復活。

1分貯金があるしトイレ寄っちゃおうかなと思い、ロスが極力ないような道沿いにある入りやすいトイレを探し出す。

そうこうしてるうちに高速が近付いてきた。

本日のメインイベントだ笑。

ここでマグオンを丁寧に摂って気持ちを入れ直す。

10キロの旅の始まり。そんな感覚で。

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【高速道路区間~30キロ】

さて、メインイベントとして位置付けていた高速道路。

前半の走りやペースを忘れて別物と捉えて気持ちをリセットしてみる。

入り口は傾斜7°の登り。

傾きが7°というのは100メートルで7°傾いているということらしい(前日のEXPOコース攻略講座より)。へぇ。

最初の登り、息切れはしなかったが確かに脚はそこそこ使ったいう感覚。

気にし過ぎないよう巡航。

進行方向のアップダウンはさることながら横方向の傾斜もなかなかある。

これは片脚に負担がかかりそうだ。

センターライン寄りを走るようEXPOでは勧めていたが私は端っこ中の端っこガードレール沿いを走ってみた。

あまり傾きがないようだったから。

風は結構強めで、前日EXPOで気象予報士さんが言ってた「高速は右から風が吹くが気にならない程度」というコメントはハズレ。

右どころか正面からモロに吹いてたし気になる強さ。

まぁ予報てのはそんなもんだ笑。気にしない。

風が強いので風除けにしたりされたりして集団が出来ては消えてを繰り返してたんだけど、ここで前回TAMAマラソンで話しかけてくれたランナーYさんと遭遇。

すごい偶然。向こうが気付いてくれた。

Yさんの目標はサブスリーだったと記憶してる。

「まだ脚残ってますか!」

「良いペースですよね!」

「このままいけば55分カット出来ますよ、絶対いきましょう!」

互いに励まし合い元気をもらった。

1キロほど並走したがお先に失礼した。

このあとのスライド区間はお互いエールを送り続け、結果的にYさんもサブスリーを達成した。

静岡のランナーさんで次走は東京マラソンだそう。ありがたい出会いだ。

尿意は相変わらずあったが高速のトイレはトラックの荷台に設置してある仮設トイレ。

荷台に上がるための急な階段がある。なんかイヤだ笑。

のでスルー。高速おりたらいこうかな、くらいに。

とりとめなく書いたがアップダウンと風がありラクではなかったが、給水もあり応援イベントもありスタッフさんからの声援も途切れず思ったよりもペースダウンせずに高速を終えることが出来た。

メインイベントが終了。

25キロ→想定1:43:08、実際1:41:27

30キロ→想定2:03:48、実際2:01:21

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【ラストまで】

高速を終えてペースアップはしてないがダウンもしてない。

ダウン予定だったので想定タイムと比べると貯金が2分出来た。

この時点ではタイムが狙える!

というよりも「トイレにゆっくりいける」という気持ちが強かったように思う笑。

高速を下ってからの平地で一気に脚にくるというレポートが多かったので飛ばし過ぎないよう注意して進む。

トイレを探しながら…

しばらくすると前を行くランナーとのスライド区間がある。

そこでとうとう向こう側の道に見つけた!

35キロ過ぎ地点のトイレ。

あれは沿道に並んで設置してあって入りやすそうだ。

あそこまであと2~3キロくらい。よーしそこまでまず頑張るか。

ちょっとここまでレポート書いてて、今回の勝因のひとつはスタート時に感じた尿意をうまく利用し、脚や心肺に注意をいかせなかったこともあるんじゃないかと思えてきた。なかなか再現性を持たすことは難しいけれど。

35キロ→想定2:24:43、実際2:21:25

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※トイレまでひと踏ん張り!で勝手にペースアップし貯金が3分に…

トイレを目前にして欲が出てくる。

ここまで来たしあと7キロ我慢して走り切れるのでは?

ちょっとでもタイムを縮められるチャンス。

このロスはもったいなくないか、と。

500メートルくらい葛藤したが、出すもん出して残りの距離を思いきり給水摂りながら尿意に捉われず爆走することに意思決定。

満を持してピットイン。止まってみると意外と呼吸は乱れているし脚はピクピクしてくる。

そしてあんなにしたかったのになかなか出ない(汚くてすみません…)。

しかしこれはロスではなく最後の追い込みに向けての蓄えだ。

トイレ個室はモワッとしていて空気は良くないけど思いきり深呼吸。

出たら出たで45秒かかった。なげぇ。

任務を完了し扉を開け勢いよくコースに飛び出す。

よし!まだ脚は残っている。ここからはセーブしない。

トイレを言い訳にせず逆に行って良かったと思える結果を出してやる。

40キロ地点では奥さんと娘が待っていて再スイッチが入る予定だからあと5キロまず爆走するという覚悟で。

40キロ→想定2:45:58、実際2:41:23

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赤レンガがみえてきた。

カーブを右に曲がると早速ふたりを発見!同僚(旦那が出場している)家族も一緒だ。

これはテンションがあがる。

ちょっと止まって娘をワチャワチャしてみる。手

前が奥さん。ちょっと良い写真風!

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あ。トイレ出て手洗ってねぇや。

奥さんが一番嫌うヤツだ。(言わないけど)ごめんなさい。

パワーをもらい石畳もなんのその。

ここでトイレを出てから初めて時計をみる。

おっこれは50分カットもあるかも?

残り2キロ!頑張るしかありません。

最後の最後に爆走です。

ゴール前で観客も多く基本単独行なのですべて私に声援が来ている(気のせい?でも良い笑)。

最後は苦しくなってきたが皆様に後押しされ無我夢中に駆け抜けFINISH!!

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グロス 2:50:42
ネット 2:49:32

おぉ~ネットで50分切った!

切っちゃった!という感覚が適切だ。

終始余裕を持って走り最後も楽しみながら走っていたので「今までの苦労が報われた…」とか「とうとう3時間切れた…」とか感傷に浸る感じではなかった。

こんなフルマラソンの終わり方があるんだなぁと。

あ~楽しかった!

マラソンの神様?にご褒美をいただけたような感覚。
これを味わってしまったらマラソンはやめられないす…

そのあとは開放感から浴びるように飲み奥さんに呆れられた。

横浜マラソン。非公認ではあるが最高の大会です。

沿道の皆様の声援がないとこんな時間は過ごせませんでした。

関係者含めこの場を借りてお礼したいです。

本当にありがとうございました。

長くなりましたが以上で横浜マラソンレポート終わり。

次なる目標に向けてまた頑張ります!

  • この記事を書いた人

よしラン

1984年生まれ/サラリーマン/市民ランナー/陸上未経験、ランニング歴9年/趣味が高じて競技志向/フルマラソン2時間29分22秒(2020年勝田全国マラソン)/恐妻家/娘ふたり/主戦場多摩川

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